2004年 11月 25日
石川県のレッドデータ |
石川県のレッドデータでは準絶滅危惧にネブトクワガタ [Aegus lacvicollis subnitidus Waterhouse] があるだけで、他のクワガタは掲載がない。しかし、耳には県内某所で採れたなど決して生息数が多いはずのないオオクワガタの採集情報がどこからか流れてきたり、ネットオークションではヒメオオクワガタの【福島】、【北海道】、【石川】の個体がよく出品されているのを目にする。
実際、オオクワガタは今まででは考えられなかった所から採集されていたりもするし、放虫個体である可能性も否定できない。しかし、ある採集者は数年前に金沢の河川敷で小歯型のオオクワガタを採集できたといっているし、また別の採集者も昔は採集できたし、武蔵の名鉄丸越などで石川県産オオクワガタガ販売されていたと語っている。学術的な標本として○口ラベルの標本もあるが、現在は開発がずいぶん進んでいる為、今は発見の期待は薄いものと考えられる。
ヒメオオは上記にあげたとおりネットオークションでも多々出品されていることから、採集圧も上がってきているのかな?と考える。(実際にはヒメオオの採集時に他の採集者と競合したということはないのだけれど)
ということで、過去から生息しているという事実はあるようではあるが「オオクワガタ」は石川のレッドデータブックには載ってはいないようだ。
ネブトクワガタは意外と局所的にかたまって生息している所から、県内でもなかなかに採集するのが難しいのだが、思った以上に生息している可能性があるかもしれないという話もあり、現在調査が進められているようである。
そう考えると、結局レッドリストも一つの目安にしか(あまりあてに)ならないのかなと考える。自分に入ってきた情報で総合的に判断し、どちらにしても生息環境を保全できるような活動を行うのが正しい姿勢なのだろう。だが、このごろは採集に行くたびに採集地の荒れに頭を悩ませることになる事が多い。今後この趣味を何年楽しんでいけるのだろうかと不安になる。
今の自分の世代や自分達より後の世代は少年時代をTVゲーム主体で育ってきたデジタルな人間が多いのも事実である。そういった人間が成長し、欲を持ってアナログなこの世界に入ったとき、師を持っている者と持っていない者とでは取り組み方にも大きな差がでるように思う。
幸い私は従兄や父親に採集に連れて行ってもらったことがあるし、ネットで知り合った採集者も比較的紳士的な人間が多かったので、最低限のモラルやマナーは守れているのではないかと思う。(あくまで自己採点であるが)
しかし、経験もなく師のない人間がそのままフィールドに出たときに、捲れをはがしたり、樹液の出ていない木を鉈で傷つけたり、洞に煙幕を入れたりといったことがあるのかもしれない。自然はTVゲームのようにセーブやリセットはきかないのである。(ゲーム世代では人は死んでも生き返ると答える者も数割いるということで恐ろしい世の中になったものである。(^^;)
昆虫ショップや虫会の方達など、正しい知識をお持ちの方に幼い子供達へ昆虫採集のマナーを教えてあげる機会などがもっとあればなぁ。私も機会があればできる限りの私が知っている採集においての暗黙のルールのようなものを教えてあげられればと思う。
それが採集者のモラルの向上、ひいてはクワガタ達の生息環境の保全につながれば云う事はない。
実際、オオクワガタは今まででは考えられなかった所から採集されていたりもするし、放虫個体である可能性も否定できない。しかし、ある採集者は数年前に金沢の河川敷で小歯型のオオクワガタを採集できたといっているし、また別の採集者も昔は採集できたし、武蔵の名鉄丸越などで石川県産オオクワガタガ販売されていたと語っている。学術的な標本として○口ラベルの標本もあるが、現在は開発がずいぶん進んでいる為、今は発見の期待は薄いものと考えられる。
ヒメオオは上記にあげたとおりネットオークションでも多々出品されていることから、採集圧も上がってきているのかな?と考える。(実際にはヒメオオの採集時に他の採集者と競合したということはないのだけれど)
ということで、過去から生息しているという事実はあるようではあるが「オオクワガタ」は石川のレッドデータブックには載ってはいないようだ。
ネブトクワガタは意外と局所的にかたまって生息している所から、県内でもなかなかに採集するのが難しいのだが、思った以上に生息している可能性があるかもしれないという話もあり、現在調査が進められているようである。
そう考えると、結局レッドリストも一つの目安にしか(あまりあてに)ならないのかなと考える。自分に入ってきた情報で総合的に判断し、どちらにしても生息環境を保全できるような活動を行うのが正しい姿勢なのだろう。だが、このごろは採集に行くたびに採集地の荒れに頭を悩ませることになる事が多い。今後この趣味を何年楽しんでいけるのだろうかと不安になる。
今の自分の世代や自分達より後の世代は少年時代をTVゲーム主体で育ってきたデジタルな人間が多いのも事実である。そういった人間が成長し、欲を持ってアナログなこの世界に入ったとき、師を持っている者と持っていない者とでは取り組み方にも大きな差がでるように思う。
幸い私は従兄や父親に採集に連れて行ってもらったことがあるし、ネットで知り合った採集者も比較的紳士的な人間が多かったので、最低限のモラルやマナーは守れているのではないかと思う。(あくまで自己採点であるが)
しかし、経験もなく師のない人間がそのままフィールドに出たときに、捲れをはがしたり、樹液の出ていない木を鉈で傷つけたり、洞に煙幕を入れたりといったことがあるのかもしれない。自然はTVゲームのようにセーブやリセットはきかないのである。(ゲーム世代では人は死んでも生き返ると答える者も数割いるということで恐ろしい世の中になったものである。(^^;)
昆虫ショップや虫会の方達など、正しい知識をお持ちの方に幼い子供達へ昆虫採集のマナーを教えてあげる機会などがもっとあればなぁ。私も機会があればできる限りの私が知っている採集においての暗黙のルールのようなものを教えてあげられればと思う。
それが採集者のモラルの向上、ひいてはクワガタ達の生息環境の保全につながれば云う事はない。
by kuwamitsu
| 2004-11-25 10:17
| StagBeetle